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良い財布は、仕立てで変わる

良い財布は、仕立てで変わる。使いやすさと品質を左右する細部へのこだわり

財布を選ぶとき、皆さんはどこに注目していますか?

革の種類、デザイン、ブランド、価格など、選ぶ基準はさまざまだと思います。

しかし、同じように見える財布でも、実際に使ってみると、カードの取り出しやすさや開閉のしやすさ、手に持ったときの感覚に違いがあります。

その理由の一つが、財布の「仕立て」です。

良い革を使うことは大切ですが、それだけで良い財布が完成するわけではありません。

今回は、NOIR GARÇONが考える財布の設計と仕立てについてご紹介します。

1.カードの取り出しやすさを考えた設計

財布の中でも、日常的に使用する機会が多いのがカード入れです。

カード段は、ただカードが収納できれば良いというものではありません。

カードの差し込み口の形状や段の間隔によって、取り出しやすさは変わります。

例えば、カード段の口元を工夫することで、カードを指でつまみやすくすることができます。

NOIR GARÇONでは、カードの収納枚数だけでなく、日常的な使いやすさも考えながら設計しています。

2.繰り返し動く部分には、革の厚みと強度が重要

財布は、毎日何度も開いたり閉じたりするものです。

特に、折り曲げる部分やマチなどは、使用するたびに動きが生じます。

こうした部分では、革の厚みや柔軟性、構造を考慮した仕立てが重要になります。

革を厚くすれば必ず丈夫になるというわけではありません。

厚すぎると曲がりにくくなり、使い心地に影響する場合もあります。

反対に、薄くしすぎると、構造によっては必要な強度を確保しにくくなることがあります。

大切なのは、使用する場所に合わせて適切な革の厚みや構造を選ぶことです。


3.革一枚の仕立てと、革を貼り合わせる仕立て

財布の製造方法には、革一枚で仕上げる方法と、複数の革を貼り合わせて仕上げる方法があります。

革一枚で仕上げる方法は、素材の使用量や加工工程を抑えやすく、軽量化にもつながる場合があります。

一方、革同士を貼り合わせる方法では、革の厚みを調整したり、接着や縫製を行ったりする工程が必要になります。

それぞれに特徴があり、どちらが必ず優れているというものではありません。

NOIR GARÇONでは、仕上がりの美しさや使いやすさ、素材の特徴を考えながら、製造方法を選んでいます。

4.見えない部分にも、職人の技術が必要

財布づくりでは、完成した状態からは分かりにくい工程が数多くあります。

革の厚みを調整する「漉き(すき)」、革同士の貼り合わせ、カード段の位置合わせ、縫製などです。

これらの工程が適切に行われることで、財布全体の形状や仕上がりが整います。

また、カード段やマチなどの細かな部分にも、正確な作業が求められます。

こうした一つひとつの工程の積み重ねが、完成品の品質につながると考えています。

5.約28年のOEM経験から考える、本当に良い財布

私たちは、約28年にわたりバッグや財布のOEM製造に携わってきました。

その経験から、財布の品質は、革の価格やブランド名だけで決まるものではないと考えています。

どれほど高品質な革を使用しても、その特徴を理解せずに加工すれば、素材の魅力を十分に生かすことはできません。

反対に、革の特徴を理解し、適切な設計と仕立てを行うことで、素材の良さを引き出すことができます。

良い素材を選び、その素材にふさわしい技術と手間をかけること。

それが、NOIR GARÇONが大切にしているものづくりの考え方です。

6.財布を選ぶときは、ぜひ使いやすさも確かめてください

財布を購入するときには、デザインや革の種類だけでなく、カードの取り出しやすさや、財布の開閉、内装の構造にも注目していただきたいと思います。

一見すると同じような財布でも、細かな設計や仕立ての違いによって、使い心地は変わります。

もちろん、私たちの製造方法だけが正解ではありません。

それぞれの財布には、目的や用途に応じた設計があります。

私たちは、見た目の美しさだけでなく、実際に使う人のことを考えた財布づくりを大切にしています。

NOIR GARÇONは、これからも約28年の経験を生かし、素材の品質と製造技術の両面から、細部までこだわったものづくりを続けてまいります。

今回ご紹介した財布の仕立てについては、公式Instagramでも動画で解説しています。

NOIR GARÇON 公式Instagramはこちら

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