財布を選ぶとき、皆さんはどの部分を確認していますか?
デザイン、革の種類、ブランド名、価格など、選ぶ基準はさまざまだと思います。
しかし、私たちが財布づくりで大切にしているのは、外側の美しさだけではありません。
本当に良い財布を作るためには、普段は目立たない内側の構造や細かな仕上げも重要だと考えています。
今回は、NOIR GARÇONが大切にしている財布の製造方法についてご紹介します。
同じように見える財布でも、内装に使用する素材や製造方法は異なります。
例えば、革の裏側に生地を使用する方法や、革同士を貼り合わせる方法などがあります。
生地を使用することで、軽量化や製造コストの調整ができる場合があります。
一方、革同士を貼り合わせる方法では、革の選定や厚みの調整、貼り合わせなど、複数の工程が必要になります。
それぞれに特徴がありますが、NOIR GARÇONでは、仕上がりの美しさや素材の質感を大切にしながら製造方法を選んでいます。
革は天然素材のため、一枚一枚に厚みや繊維の状態の違いがあります。
そのため、革同士を貼り合わせる際には、必要に応じて厚みを調整し、仕上がりのバランスを整えることが重要です。
また、接着や裁断、縫製などの工程でも、正確な作業が求められます。
こうした工程は、完成した財布を見ただけでは分かりにくい部分です。
しかし、私たちは、その積み重ねが財布全体の仕上がりにつながると考えています。
財布の品質を考えるうえで、カード段やマチの作り方も大切なポイントです。
カード段の口元をどのように裁断するか、革の端をどのように処理するかによって、製造工程や仕上がりは変わります。
また、財布を開閉するときに動くマチ部分も、構造や仕上げ方によって使い心地が異なります。
NOIR GARÇONでは、こうした細かな部分にも目を向け、丁寧なものづくりを心がけています。
私たちは、約28年にわたりバッグや財布のOEM製造に携わってきました。
その経験から、財布の品質は、高価な革を使うことだけで決まるものではないと考えています。
どれほど良い革を使用しても、裁断や縫製、内装の仕上げが適切でなければ、その素材の魅力を十分に生かすことはできません。
反対に、素材の特徴を理解し、適切な製造方法を選ぶことで、完成度の高い財布づくりにつながります。
良い素材を選び、その素材にふさわしい技術と手間をかけること。
それが、NOIR GARÇONのものづくりに対する基本的な考え方です。
財布は、毎日使う身近なアイテムです。
だからこそ、購入するときには、外側のデザインや革の種類だけでなく、内装の素材、カード段、マチ、革の端の仕上げなども確認していただきたいと思います。
もちろん、私たちの製造方法だけが正解というわけではありません。
それぞれの財布には、設計や用途に応じた考え方があります。
ただ、見た目が似ている財布でも、作り方や手間には大きな違いがあることを知っていただきたいのです。
NOIR GARÇONは、これからも素材の品質と職人の技術を大切にし、細部まで妥協しないものづくりを目指してまいります。
実際の財布を使った製造方法の解説は、公式Instagramでもご紹介しています。
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